ぽんたです。本年もよろしくお願い申し上げます。



今年最初はYEAH号リアホイールの整備でございます。以前の投稿でダイジェスト的にご紹介しましたYEAH号。私が所有するもう一台の小径車です。

都会の片隅に住んでいたころは大活躍だったYEAH号も、生活環境の変化とともに出番が激減。さらにルートくんが来てからは、ほとんど「置き物」のような存在となっておりました。が、このまま廃れさせてはYEAH号に申し訳ない。ということで、あらたな役割を担ってもらうことにしました。

その役割ついては後ほどお伝えすることにしまして、今回はリアハブの清掃とグリスアップです。

前回整備したのはいつだったか記憶にないのですが、けっこうマメにきれいにしていたので、そうひどい状態ではないハズですが……。



やはりけっこうきれいでした。ただ、オイルが乾いてこびりついています。すっかりカサカサで触っても手に汚れが付きません。



まずはスプロケを外します。以前の記事でもちらっと書きましたが、YEAH号改の後輪にはサンツアー製のパーツを使用しています。

サンツアーのパワーフロというこのスプロケット、現在一般的な単体のロックリングによる固定ではなく、トップギアと2枚目が一体になったねじ込み式で、それがロックリングも兼ねる構造となっています。

なので、取り外すにはスプロケ外し工具が2個必要。ひとつはいつも使っている既製品、もう一つは廃チェーンを利用した自作工具です。

工具を2つ使ったこの作業、どう掛けりゃいいんだっけ?と毎回戸惑うんですが、今回もあれこれ動かしつつ、なんとか外れました。



こんな感じでトップ側がねじ込み式になってます。



すべて取り外したのが↑こちら。本来このスプロケはトップの2枚以外は、3本のピンで固定され一体になっているのですが、8速用スプロケから1枚抜いて7速で使っている都合上、ご覧のようにバラバラになっています。



フリーボディ外側にねじが切られています。



さっそく左側からハブをバラします。このハブもルート号のティアグラハブ同様、左軸間座を交換して126mm幅に組み替えています。



開けてみると……そう悪くもないようです。グリスがいくらか黒くなっているものの、このままでもまだしばらく行けた感じです。



一方のフリー側はグリスがやや流れてしまった印象です。



ベアリング球は左右をきちんと分けておきました。



玉受け・玉押しともに虫食い等なく、健康な状態でした。まだまだ使えそうです。



汚れたグリスをきれいにふき取ってから新しいグリスを詰めていきます。使うのはいつものようにエーゼットの万能グリスです。

ベアリング球は、右に入っていたものは右に、左のものは左に戻します。



グリスを多く詰めると回転が重くなってイヤという方もいるかと思いますが、この自転車の性格や用途もありますでの、ここは気にせずモリモリと盛っていきます。

それから玉押しやらロックナットやらを元通りに戻しまして、玉当たりの調整をしたら完了です。



サンツアーXCコンプというハブの素性の良さや、すでにあたりが付いていることなどもあり、調整はすんなり決まりました。



ついでにスプロケもきれいにしました。チェーンのリンクピンの痕がたくさんついています。サンツアーのスプロケにシマノの変速系、そしてKMCのチェーンとごちゃ混ぜに使っているせいですかね。変速のキレはいまひとつです。



ということで出来上がりました。やっぱりきれいになると気持ちがいいもんですね。すぐに汚れてしまう部分ですが、マメにメンテをしていけば長持ちするんじゃないかと思います。

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