ぽんたです!いよいよホイール組みに取り掛かります。
その前に繰り返しWARNING! ワタクシぽんたは言わずもがなのドシロウトであります。使う道具からやり方までいろいろテキトーだったりしますので、作業に関しては冷やかし半分でご覧ください。
ということでまずは、ホイール組みに使うものをご紹介。
使用するハブ、リム、スポークなどは、前回までの投稿でご紹介したとおりです。振れ取り台は自作のものを使います。いい加減きちんとしたものを買おうと思いつつ、ずるずると今日まで来てしまいました。当初はホイールのセンターもこれで出していたため、最初のセッティングに30分以上もかかる有様でしたが、のちにセンターゲージだけは購入したので、現在はさほど神経質にならずにセットしています。
ニップル回しはパークの赤、ニップルを差し込むツールは爪楊枝を利用。スポークプレップ的なものは持ち合わせていないため、ねじにミシン油を差してその代わりにします。 組み上がって一晩おいてからニップル部分をクリーナーで脱脂するという方法です。このやり方の是非は不明ですが、これまでとくに不都合はありませんでした。センターゲージは小径対応のミノウラのものを使います。
スポークを編む!
それではさっそくいってみましょう! 最初はフロントホイールです。
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無印ハブでラジアル組みとくれば悩むポイントはありません。フランジの外から内にスポークを通して、そのまま放射状に組んでいくだけです。ねじ山が隠れる(あるいはひと山残す)ところまですべてのニップルを回したらいったん完了。この時点ではまだ少しガタガタしています。振れ取りとセンター出しはあとでまとめてやろうと思います。
つづいてリアホイール。
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ドライブ側(DS)は交互にスポークを通します。反ドライブ側(NDS)は、穴ひとつおきにラジアル組みのやり方で通します。最初にDSを2クロスで組み、そのあとNDSをラジアルで組みます。こちらもねじ山が隠れる(あるいはひと山残す)ところまでニップルを締めておきます。通常とは少し違う変則組みながら、作業自体はとくに難しいところはありませんでした。
振れを取る!
前輪後輪ともスポークを編み終えたところで、振れ取り台を組み立て、ホイールをセットします。角パイプ類をバイスで固定する構造のため、最初のセッティングに手間がかかります。 しかしいったん固定すればあとはガッチリ動きません。まずはニップルを均等に少しずつ締め込んでいきます。スポークが固く張ってきたら、最初にタテ、次にヨコと振れを取っていきます。さらにスポークテンションが上がってきたところで、 センターゲージを使ってセンターを確認、リムが中央にくるよう調整します。
リアホイールから。
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フロントホイールも。
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ここでちょっとした問題が発生。フロントホイールのセンターを確認しようとしたら、ゲージのロックナットに当てる部分がハブに届きません! 74mm幅には対応していないようです。
やむを得ず、手近にあったナットを両面テープで貼り付けて下駄にしました。例の右ワン外しの際に使ったナットですよ。意外なところで役に立つものですね。
右往左往しつつも振れ取りとセンター出しが完了。これまでに組んだいくつかのホイールと比べると、タテの振れを取る作業に少々手間取りました。
ワインマンのこのリム(DA17)ですが、ALEXRIMSのDA16あたりと比べても、真円度がやや低いような気がします。極端に言うとちょっとイビツな形をしています。ハズレを引いたんでしょうか?
フロントなどはラジアル組みなので、スポークをはじいた音で大まかなテンション差が分かります。縦振れを収めようとすると、特定のスポークの音が盛大に飛んでしまいます。テンションメーターで測ったら、ひどいバラツキになってるんじゃないでしょうか。まさに「知らぬが仏」というやつです。
まあでも素人がホビーユースで組む小径ホイールですし、トラブルなく走ることができればそれでいいかなと。
完成!新ホイールセット
というわけで、あらためてルート用20インチNEWホイールセットをご覧ください。どうぞッ!何と言うか、銀ピカですね。ルートに取り付けたら浮いてしまいそうです。
フロントラジアルはスッキリしていて良い感じ。リアも、見た限りでは問題なく出来上がったようです。NDSがラジアルなのでニップルの緩みが心配ですが、2to1のためか、テンションはわりとマシになっています。
リアハブの左軸間座を交換した影響でしょうか、おちょこが若干キツくなってしまいました。
あとは実際に走ってどうかという点が重要。それはルート完成後にあらためてご報告します。
重さも量ってみました。
- フロント563g
- リア846g
参考までにKinetix Compの重量は、フロント495g、リア875g といったところ。(リムテープ込み、個体差あり)
手組フロントホイールとの重量差は、そのままハブの重さの違いでしょう。Kinetix Compのフロントハブは、単体で53gと超軽量ですもんね。リアホイールは、重量面ではいい勝負。リアハブの性能はTiagraの圧勝で間違いなしです。
気になる手組ホイールの費用は
- 5,550円 リム2本
- 3,840円 スポークとニップル
- 3,200円 フロントハブ
- 1,710円 リアハブ
Kinetix Compの実勢価格は、フロント約8,000円、リア約9,000円。総額でおよそ17,000円というところ。費用面では善戦したのではないかと思います。
しかしこうして数字を並べてみると、Kinetix Compのコスパはそう悪くもないですね。前後でリムの形やデカールが違っても気にしないのなら、フロントはKinetixの完組を買うというのも有力な選択肢のひとつになりそうです。
リアは126mmの制約があるため(2014年モデルまで)Compをそのまま使うことはできませんが、TiagraとALEX DA16の32Hあたりで組めばコスト面でも十分渡り合えます。性能面ではもちろんTiagraに軍配が上がります。(Compのリアハブはイマイチなので)
なお、今回試したNDSラジアルの2to1組みは、手組みではけっして褒められた組み方ではないようです。メーカーによる専用設計の完組ホイールでやってこその変則組み。汎用品を使ったシロウトの手組みでは良いことなしだとか。ちなみに今回のリアホイールを32本3クロスで組むと、50g~60gの重量増となる計算でした。
以上でホイール手組み計画は一応の完了となりました。次回は、リムテープを巻いてタイヤとチューブをはめ、ホイールをルートに取り付けちゃいます!
はじめまして!74mmハブを検索してこのブログにたどり着きました。
返信削除とても美しいホイールが完成しましたね!
リアホイールの変速組みはまさに僕も妄想していたホイールと同じ組み方で大変参考になりました。
次の更新も楽しみにしています。
わだかまりのかたまりさん、こんばんは!
削除銀ピカホイール、お褒めに預かり恐縮です。
変態もとい変則組みホイールは楽しく組むことができました。
いろいろチャレンジできるのが手組みの良いところですよね!
前に74mmを持つ者同士、がんばっていきましょう!!