小径ホイール用の固定ローラー台を購入しました。ミノウラのM20-Vです。
ミノウラのサイトによればこのモデルはすでに廃版で、LR240という製品が後継モデルのようです。M20-Vを購入したのは昨年のこと。切り替わる直前だったのでしょうか。
ただ、後継機LR240と旧型M20-Vの取説pdfを見比べると、モデル名が差し替えられているだけで内容は同じでした。なので実質的に同一製品だと思われます。(たぶん)
で、何のきまぐれでローラー台を?ってことなんですけど、ひとつには、YEAH号を活かす道を見つけたかったということ。もうひとつは気象条件です。
冬が寒いのは当たり前ですが、今住んでいる土地はこの時期とにかく風が強いんです。12月初めから3月の終わりまで、週のうち半分は強烈な寒風が吹き荒れ、気象庁のデータで見ると風速10メートル近い日などザラなのですよ。
寒いのはまだしも、強風だけはどうにも耐えられません。といって春まで乗らないのでは体力も落ちるし、自転車から離れているものなんだか寂しい。ということで一念発起、固定ローラー台を買ってみました。
さっそくYEAH号と合体! 上の画像は仮に置いてみたところですがこんな感じに。小径用だけあって無理なくセットアップできました。ペダルにはトゥクリップを付けています。
リアエンド幅は125mmから140mmまで対応ということで、126mm幅のYEAH号でも問題なし。標準の状態では付属スキュワー固定専用ですが、別途オプションパーツを購入すればナット止めホイールもOKです。
なおM20-Vの対応インチは17x1-1/4~20x1-1/8で、カーブなど16インチの自転車には使えません。
使ってみた感想は?
YEAH号をローラー台にセットしてほぼ1ヵ月。まださほど乗り込んではいませんが、使用感などをちょこっと書いてみようと思います。固定ローラー台を使うのは初めてなので、他の製品と比較できないところはスミマセン。まずこの手のものを購入するにあたり、いちばん気になるのはその騒音じゃないでしょうか。実際どれだけうるさいの?という心配です。
他のローラーと比較できないのでアレですが、これが「思ったほどうるさくはない」という印象。もっと盛大な騒音を予想していましたが、そうでもありません。
とはいえ、環境によっては難しい場面も出てきそうです。まず戸建て、集合住宅、1階、2階にかかわらず、夜に回せば相当なひんしゅくを買うのは間違いありません。とくに集合住宅では避けたほうが無難です。トラブルの元ですね。昼間限定、無理しても20時ぐらいまででしょうか。
一戸建ての場合も、家人の迷惑を考えれば夜は無理ですね。ゴォンゴォンと低く響く音が床や壁を通して伝わるんですよね。夜だとやはり気になるんじゃないかと思います。
騒音・振動対策としては部屋自体の防音もそうですが、ローラー台の下に敷くものを工夫することで多少マシになります。
上のようにジョイントマットを組み合わせて敷いてみました。ちょうど9枚組で売られているものがあったので、3枚ずつV字型にくっ付けて3段に重ねています。この程度でも振動音の軽減に一定の効果があるようです。不要なマットなどがあれば、さらにこの下に敷いても良いかも。
もうひとつポイントになるのがタイヤのチョイス。取説にも注意書きがあったのですが、ブロックパターンのタイヤを使うと派手な騒音が発生するようです。なのでここは極力スリックタイヤを装着したいところ。
いま履いているタイヤは幸いにもセンターがスリックのタイプ。騒音が少ないと感じたのはこのおかげもあるのかもしれません。
肝心の走行感は、まあこんなものかなというところ。実走感に乏しいですね。固定ローラーというのはどれもこんな感じなのでしょう。
ローラー(タイヤ)が速く回転するほど騒音が増します。負荷は手元のダイヤルで変えることができます。その負荷を上げても騒音が増します。ここのバランスが難しいところです。
自転車上での時間の過ごし方
固定ローラー台を実際に使い始めると直面するのが、「いかにして飽きずに乗り続けるか」という問題です。これもけっこうな難題。景色が変わらない室内での固定ローラーは正直退屈です。これが3本ローラーなら脱落・転倒の危険性もあるので、ある程度気を張って乗ることになるのでしょうが、固定ローラーの場合はそんな不安もなく、どうしても気が抜けてしまうところがあります。
しかし、ただ暇つぶしに乗っているのとは違って、トレーニングや健康増進を兼ねているわけですから(まあ気晴らし的なところもありますが)、それなりの目標と計画性を持って乗る必要があります。
様々なやり方があるとは思いますが、おそらくどれにも共通して言えるのは、目に見える指標を置いたほうが捗るということです。体感的な疲れや、時間だけを基準にして乗るのではなく、ケイデンスや心拍数、走行距離など、ハッキリわかる指標があったほうがやりがいがあります。
私の場合は、ちょうど他の自転車で使っているサイコンのハートレートモニター機能を利用しています。ケイデンスや速度・距離は、別途センサーを自転車に付ける必要がありますが、心拍は自分の体に心拍センサーを巻くだけでいいので、YEAH号のような立場の自転車でも面倒がありません。
これを参照しながら、ある程度以上の心拍数を維持するようにし、ところどころでダッシュや上り坂のような状態を再現するため、ローラーの負荷やケイデンスを変えて、限界心拍近くまで持っていくよう漕いだりしています。これでけっこう飽きずに乗れます。
さらにインターネット等で動画を見ながらやれば完璧。最初はDVDでも見ようかと思ったんですけど、ストーリーのあるようなものは、疲れてくると頭に入らないことがわかりました。 逆にストーリーが最後まで理解できるようでは、負荷が足らない可能性も。もっと環境ビデオに近いような内容が向いています。音楽でもいいかも。
個人的に合っているのはクルマの車載動画です。自転車ロードレースやクリテリウムの車載動画は、なまじ同じ自転車だけにペースが合わず、イマイチしっくりきません。その点クルマの車載動画はペースとは無関係。環境ビデオ的なところもあって、疲れてきても問題なしです。
飽きずに、かつ負荷をかけながら固定ローラーに乗り続けるのは、それなりの工夫が必要なのは確かですね。このへんは人によって違うと思うので、ほかにも効果的な過ごし方があればぜひ教えてください!
(゚ー゚)(。_。)ウンウン
返信削除実は私も去年12月に購入しました。
LR240のほうです。
冬場は路面凍結もあり 路上走行は危険な場合が多い
あと いい季節でも休みが雨で走りにいくのも嫌になる時用です。
やはり どうやって時間を持続して走るかですね
テレビを見ながら などなど
せっかく走るのですから サイコンの有線タイプを利用してリアホイールからデーターをとれるようにしました。
音と振動
これは考えないと家族から白い目で見られますね
おおっ!セリカTA45さんも同様の製品をお使いでしたか!
削除そうですよねー、やっぱりポイントとなるのは、
「音&振動」と「飽きずに乗ること」ですよね。
サイコン良いですね。
ぽんたもルートと兼用できるならサイコンを買ってみようか
と考えたんですが、結局心拍計のみで妥協です。
でも速度はともかく、走行距離は分かったほうが面白いですよねやっぱり。
サイコンの導入も追々検討してみます!
購入後2回しか使っていない
返信削除何せ出張ばかり 最近の休みは自転車を仕上げているので~
飽きずに乗るには録りためたTV録画を見ながらかな
音と振動
ぽんたさんが試した方法 私も使ってみることにします。
まずはお買いものですね(笑)
サイコン
私は一台にひとつづつですが サイクルトレーナーに使う自転車には2個になってますね
走るときはフロントのサイコン(無線) トレーナーはリアから情報をとる方法でのサイコン(有線)です。
ジョイントマットは自由に組めるところも便利でオススメです!
削除ぜひお試しください。
ローラー台に乗る時間は確かに意識的に作らないと難しいかもしれませんね。
夜に時間があっても、夜では乗ることが難しいですもんね。
サイコンはやはり他の自転車との兼用を目論むと難しいですかね。
せっかくエッジ500があるので、ANT+のセンサーを買い足す方法も
考えているのですが、出費が・・・。
とりあえずこの冬は心拍のみでいってみます。
ジョイントマットは安いですし バラバラにすれば収納場所もとりませんから最適ですね
返信削除サイコン
お気に入りにこだわらなければ キャットアイの有線が安いですね CC-VL820 VELO9 ブラック がネットで2000円以下で手に入ります。
配線の処理が面倒ですがコスパは一番かとおもいます。
いまアマゾンで見てみたら1500円程度でした!
削除安いですねCC-VL820。
ローラー台専用であればこのぐらいのものがちょうど良さそうですね。
検討してみます!