ぽんたです。ルート号で車載動画の補足として、撮影条件を変えて同じコースを走ることで映像にどんな違いが出るのか比較してみました。
- カメラ固定位置(ハンドルバー固定とフレーム固定)
- 画角(120度と170度)
- 手ブレ補正(ON/OFF)
カメラの固定位置
ハンドルバー固定はやはり映像の揺れが目につきます。とりわけ走りだしなどの低速域で顕著ですね。車種や乗り手によって多少の差はあるでしょうが、小径車ではある程度は仕方のないところでしょう。車載映像の見やすさという点では、やはりフレーム固定に分があるようです。
なおハンドルバーには、上の画像のようにミノウラVC-100Sを使って固定しています。
フレームへの固定には、前回ご紹介しましたようにL字ステーと自由雲台を使用しています。
画角の違いと手ブレ補正
HDR-AS15の場合、画角は170度と120度を選択可能です。170度のほうが広く映ります。より広角のほうが映像上のブレが目立たないようです。スピード感が増して見えるという効果もあります。なら120度って何のためにあるの?ということなんですけど、実際のところ手ブレ補正機能のためのモードですね。
HDR-AS15では手ブレ補正を有効にすると、画角は強制的に120度になります。170度の周囲をクロップして補正しているためです。
画角120度で手ブレ補正だけOFFにすることも可能ですが、これはあまり意味がないような……。HDR-AS15の120度はいわばデジタルズームのようなもので、170度と比べると映像がけっこう粗くなっています。
フレーム固定で画角170度がイイ!
総合すれば、HDR-AS15ではカメラの固定場所はフレームに、画角は170度で手ブレ補正は無効に。これがいちばんきれいに映るようです。ハンドルバー固定のほうが臨場感が出るシチュエーションもありそうですが、小径車による撮影に限って言えば、やはりフレーム固定がベターです。
手ブレ補正もOFFで問題ないようです。状況次第では、映像の劣化に目をつぶってでも120度を選択して補正機能ONにしたほうが、良い場合もあるかもしれません。
ただ、前回と今回の動画で気付いたのですが、手ブレ補正をONにすると、こんにゃく状のゆがみが映像に現れることがあるんですよね。ローリングシャッター現象のようなアレです。
手ブレ補正をOFFにすると出現しないことから、この場合、CMOS特有のものというより、手ブレ補正機能との兼ね合いで生じるものでしょうか。よく分かりません。
ともあれ、小径車の車載に最適なのは画角170度で手ブレ補正無効!という結論に至りました。
ん?前回の投稿では120度の手ブレ補正ONで撮ってたじゃないかって?
そうなんですよね。実は投稿の順番のとおり、仙台観光車載のほうを先に撮ったんです。で、その後この比較動画を撮影したのでした。
こっちを先に撮ってれば170度で撮影したところですが……。春にでもまた、あらためて撮ってみようと思います。
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