ぽんたです。ルートカスタム計画もいよいよゴール?! 本日は最後のパーツ、ペダルとチェーンを取り付けます。さらに、ズレたチェーンラインによる変速の確認、ケーブル・ワイヤー類の最終調整まで一気にいきます!
ペダルの取り付け
まずはペダルです。チョイスしたのはこちら。ご存じド定番三ヶ島 プロムナードEzyです。取り外し可能なタイプのペダルとしてはたいへんポピュラーな製品ですね。
説明書を見ながらいじってみた感想は、ちょっとメンドイけど良く出来ている! そして、黄色のストッパーを紛失しそう! ということであります。
折りたたみタイプに比べると、収納作業はひと手間多くかかるようです。また、取り外した後のペダルは当然どこかに保持・保管しておく必要があり、そんなところも少し面倒かなという印象。
一方、取り外した後の出っ張りは折りたたみタイプよりも断然優れています。剛性もかなり高いようですね。重量は355g(ペア)でした。
見た目で言えばやはり取り外しタイプのほうが好みです。MKS製のペダルを他に3つ所有している、プチ三ヶ島ファンでもあるので、やはりここは迷わずプロムナードEzyでしょう。
余談ですが、以前MKS製のとあるペダルに関して三ヶ島さんにメールで問い合わせたところ、こちらが恐縮するほどの大変丁寧なご返事をいただき、以来すっかりMKSペダルびいきなのでした。
さっそく取り付けようと説明書をみたところ、3.2mm厚のペダルスパナを使ってくれとあります。手持ちのペダルレンチは厚さ4mm。これでは厚すぎて最後まで締め込めないようです。
やむなく薄いハブコーンレンチで代用することにしました。以前にもそのような(正しくない)使い方をしたことがあり、ご覧のように口が少し傷んでいます。
アダプター、ペダル本体、ストッパーを取り付けます。むむ、なかなか良い感じ。
チェーンの長さ決めと取り付け
つづいてチェーンです。チェーンはシマノCN-HG53を使うことにしました。これもお蔵入り箱の中にあったパーツのひとつです。接続にはKMC 9速用ミッシングリンクを利用します。
KMCのチェーン自体はこれまでも何度も使っていますが、シマノのチェーンとミッシングリンクを組み合わせるのは初めて。調子よく使えるということなので試してみようと思います。
まずはチェーンを適切な長さに切ります。チェーンの長さを決める方法は、シマノ式やカンパ式など、良く知られているものがいくつかあるようです。フロントギアが2枚以上、とりわけトリプルの場合はチェーンの長さを決めるのが難しいのだそうです。
しかしルートはフロントがシングルの自転車。ローで短すぎず、トップで長すぎない範囲ならば、大雑把に決めても問題ないと思います。
今回はやや長めにしてみるつもりです。近い将来、スプロケをワイドなものに交換する可能性があり、チェーンの長さに余裕を持たせておけば使いまわせそう、という安易な発想によるものであります。
工具にはTOPEAK スーパーチェーンツールを使います。本来これは携帯用の工具だそうで、家で使うぶんには、もっと大柄なチェーン切りのほうが作業しやすいようです。でもこれ、付属のフックがけっこう便利なんですよね。なのでホームメンテナンスでもこれを愛用しています。
さっそく、そのフックを使って長さの当たりを付けます。
だいたいこんなところでしょうか? 「アウタートップのとき2つのプーリーが垂直」というシマノ方式を基準にすれば、2コマ4リンクほど長めの状態になっています。
矢印で指し示す部分のピンを抜いて、アウタープレートをミッシングリンクに置き換えます。
チェーン切りの矢をピンに当てて、ゆっくり回しながら押し出していきます。顔をしかめつつ回し続けると、パキッと音がしてほっとひと息。
さらに3回のパキ音を聞いたところでピンが抜けました。なんだか無駄に力が入ってしまう作業ですね。
ミッシングリンクでつないだ様子がこちら。CN-HG53はグレー色のチェーンのため、ひとつだけ銀色のリンク部が目立って、取り外しの際には都合が良さそうです。
ケーブルアウターの調整
さて、残るは変速の調整です。が!その前に気になることがひとつ。ハンドルポストのテレスコ部を底まで下げた状態だと、アウターケーシングが長く余り過ぎて、ステアリングを切ったときにアウターがVブレーキに引っ掛かってしまいます。走行中にここまで大きく舵を切ることはあり得ないので、安全に係るような問題ではないでのすが、アウターを少し切り詰めてみようと思います。
ブレーキアウターをワイヤーカッターでバチン! 前後ともそれぞれ長さ4cm程度短くしました。ヤスリ等を使って切断面を整えます。
シフトアウターも同様に切るつもりだったのですが、RD手前のループを大きくすれば対応できそうだったので、とりあえずこの場は切らずに調整してみます。
カット後の様子です。Vブレーキとの干渉は回避できたようです。
チェーンラインによる影響は?
そしていよいよ最後の最後、変速調整の作業に移ります。気がかりだった外寄りのチェーンライン。大丈夫かな~と一抹の不安を抱いておりました。しかし!なんとか大丈夫でした! フロントからチェーンが落ちることもなく、1速から9速までバッチリ変速可能でした。
もちろん影響がまったくないわけではありません。見てのとおり、大きく斜めになったチェーンラインです。1速に入れればコリコリという音と感触が伝わってきて、チェーンやギア板、RDケージなどが無理しているのが分かります。
また、1速の状態でクランクを逆回転させると、かなりの確率でチェーンがトップ寄りに落ちてしまいます。
これらは当たり前といえば当たり前の話。クランクを正回転させればすぐに元に戻りますし、さしたる問題はないと見ています。
ルートで2ピースクランクを使おうとするならば、少々の不都合は甘受すべきところなのかもしれません。無理な負担を少しでも軽減したい場合には、チェーンリングをインナー側に移すのも良い手だと思います。
さあ、ついに組み上がったルートくん。いつものブロック塀の前では殺風景なので、別の場所で画像に収めてきます。次回、あらためて完成した姿をご紹介します!
ついに完成ですね!
返信削除いやースペック的にはP8シリーズ以上のルートが完成しましたねー!
太めのタイヤとシルバーパーツが美しい!
チェーンリングをインナーにセットするのであれば、バッシュガードを取り付けたほうが見た目的にはいいかもですね笑
走行のインプレも期待しています!
ありがとうございます!
削除とうとう完成しました!
この週末に七五三的な晴れ姿を撮影してきます(笑)
チェーンリングは、チェーンラインを考えれば
やっぱりインナー側に付けたほうが良いですよねー。
そうなると、これまたやっぱりバッシュガードが欲しいですよね。
しかし見た目に合うものがなくて悩ましいところです。
とりあえずはアウター側で行ってみて、負担が大きいようなら
インナー側に移すことも検討しようかと思います。