ぽんたです。DAHON ROUTE(2013)を徹底解剖! 今回はシートポストとサドルをチェックです。
重量
シートポスト 540g(やぐら147g含む)
サドル 347g
別体やぐら式のシートポストです。径はおなじみ33.9mm。2013年モデルは全長580mmとなっています。530mmと短く不評だった前年モデルから改善されたことで、真っ先に交換する必要はなくなりました。
見た目や軽量化を追求しないのであればこれで十分。機能的には不足ありません。梨地仕上げですが、ハンドルポストやバーとお揃いで違和感なし。上げ下げによって付く傷が目立ちにくいという利点もあります。(シルバーの場合のみ)
短いシートチューブからにゅっと突き出すシートポストは、DAHONを象るアイコンでもあります。良くも悪くもここは目に付きやすい部分ですね。
となればいじりたくなるのが心情。交換先は「純正系」と「非純正系」のふたつに大別できます。
純正系は文字通りDAHONがオプションパーツとして展開しているもので、現行品では以下のようなものがあります。(2013年現在)
- やぐら一体型の1本締めポスト
- Biologicシートポストポンプ内蔵型ポスト
- サスペンション付ポスト
- 特殊レール用KORE I-Beamポスト
- Controltech製ストレートポスト(アルミ)
- Controltech製カーボンポスト
これに対して非純正系は、台湾・中国の大小様々なメーカーが、DAHONのサイズに合わせて製造あるいは販売しているものです。KCNC製を筆頭に、LitePro、TAT、OTA、SAIBAO、GUB、TURNER、FYSなどなど、名前はいろいろですが、これらに共通しているのは
- CNC切削のアルミ製で多色展開
- 2本締めの天秤やぐら
- セットバックなしのストレート形状
- 比較的軽量
- 使用者の体重制限あり
これらシートポストのどこに注目して選ぶべきでしょうか。
価格、見た目、入手性など要素はいろいろありますが、主なポイントはこの3つになると思います。
- 重量
- 強度
- セットバックの有無
強度では一転状況が変わります。純正ポストは頑強ですが、非純正系は全体的に肉薄で、やぐら部分の耐久性にも不安が残ります。最近ではやぐら強化版や高剛性パイプを謳うものも出てきていますが、それでも大半は相変わらずの体重80kg制限付きです。また一部の製品ではミニマムインサートラインが高い位置に設定されており、シートポストの長さが活かせない場合もあるようです。
そしてもっとも顕著な差異がセットバックの有無です。純正系は約20mm後方に下がっています(一部の製品は除く)。非純正系はストレート。これをどう見るかは乗り方や好みによっても違ってくるので、一概にどちらが良いとは言えませんが重要なポイントです。
軽さを取るか、強度を取るか。ポジションをとるのか、見た目を選ぶのか。あるいは標準仕様でいくのか。最終的には自分の求める条件に合ったものを使うことになります。懐に余裕があればいろいろ試してみたいところですね。
お次はサドルです。
DAHONのロゴ入り純正サドル。製造元はCIONLLI(シャンリー)という台湾のメーカーで、コンフォート系のサドルをメインに商品展開しています。
悪くないサドルだと思います。厚いパッドながらしっかりと腰があります。柔らかすぎると、サドル上でお尻がバランスを取ろうとして逆に疲れてしまうことがあるんですが、これは大丈夫そうです。ただ、厚みの割に少し幅が狭いのが気がかりですが……。外見はボードウォークのものよりスマートですね。
サドルは人によって合う合わないの差がハッキリと出る部分なので、評判の良い物が必ずしも自分に合うとは限らず、難しいところです。すでにお気に入りのサドルがある場合には、問答無用でそれに交換してしまうほうが良いでしょう。
ということで、DAHON ROUTE(2013)を徹底解剖! シートポスト&サドル編でした。
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