異音アゲイン。またぞろ聞こえてきちゃいました。あの音が。



上の画像は、以前異音対策として手当した箇所です。やはりここだけグリスが黒くなっていますが、これは想定の範囲内。今回の異音の元はこの部分ではありません。

レバーの強さと異音の関係を見極めるべく、フレームラッチボルトをいじりながら、あれこれ確認していた時のことです。

自転車の横に立ってサドルとハンドルポスト上部を左右の手で掴み、グイグイと力を入れてみると、なにやら違う部分から異音が……?

耳を近づけて確認してみたところ、なんとシートポストクランプのあたりからも異音が聞こえてくるではありませんか。

いろいろ検索してみたところ、ダホンの場合、シートポストシムやシートポストクランプ周辺から異音が発生することがしばしばあるとのこと。

もしかしたら、今まで耳にしていた異音の何割かはこの部分からの音だったのかもしれません。うーむ……。

とにかく原因を突き止めようということで、シートポストシムを抜き取って確認してみることにします。



以前、この部分に樹脂製シムを試してみましたが、イマイチだったので早々に元のアルミ製シムに再交換。その際、グリスを薄く塗って組み戻したことを思い出しました。

そのグリスが今回、はっきりと黒くなっていました。とりわけ、シムやシートチューブ内の前後部分に顕著で、この方向に力がかかっていることがわかります。

ならば今度はもう少し多めにグリスを塗ってみよう、ということで、ついでにモリブデングリスを使ってみることにしました。



シムの外側にグリスをベタベタと塗りまして、スポッと挿入。



案の定、明らかに塗りすぎで、むにゅ~と溢れ出てきました。



はみ出たグリスを指ですくってクランプの内側やレバーの可動部などにも塗り塗り。クランプを戻し、余分なグリスを拭き取って完了です。

あらためて自転車に力を加えてみた限りでは、シートポストクランプ周辺からの異音は消えたようです。

が、しばらく乗り続けてみないことには、なんとも言えないところですね。

異音の発生源として要注意の箇所は、
  1. フレーム折りたたみ部分(嵌合部)
  2. シートポストシム・クランプ周辺
  3. ハンドルポスト折りたたみ部分
この3つになりそうです。(パーツ由来の異音は除く)

3.は幸いにしてまだ聞こえてきませんが、今後も注意深く観察していこうと思います。

2 件のコメント :

  1. こんばんは、ぽんたさん

    本日、梅雨の晴れ間の時間帯を利用して少し夫婦でポタリングをしたのですが、当方のルートにも記事にあるような異音が発生しておりました。サドル接続部分からの異音とも感じられ紛らわしいのですが、シートポスト部分からの異音であろうと思います。

    購入当時、シートポスト(チューブ内部も含む)にモリブデングリスが付着していたのが気になったのですが、おそらくはこの異音対策のためだったのでしょう。しかし、聞くところによると、ダホンのアメリカ本社の見解としては「シートポスト(チューブ内部も含む)にグリスを塗らないで欲しい」とのことです。その理由は、ポストが下に滑り落ちるからです。

    ゆえにグリスを塗るなら、記事にある方法しかないですね。タミヤのモリブデングリスでも塗ってみます。

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    1. 座敷犬さん、こんばんは!
      シートポストクランプ部周辺は、ダホン各モデルに共通の異音発生元となっているようですね。ただでさえシートポストの突き出しが長く、体重移動のたびに大きな力がかかる部分なのに、そこに金属のシムを挟んでいるワケですから、さもありなんというところです。シートポスト表面に付着するような形でのグリス塗布は、ダホンの言うとおりシートポストがずり下がる原因になりますし、何より折りたたみ作業の際に手がベタベタになってしまいます。となるとやはりシムとシートチューブの間やクランプカラー内側などに塗布するしかないでしょう。あとは樹脂製のシムに換えてしまうのも一手かと思います。

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