ぽんたです。DAHON Route(2013)を徹底解剖! 今回はホイールセットを詳細にチェックしてみます。
重量
前ホイール 696g (固定ナット含まず)
後ホイール 832g (固定ナット含まず)
ルートに組み付けられている前後ホイールです。ホイールサイズ20インチ(ETRTO 406)。とりあえず分かる範囲でデータを書き出してみました。
- リム(前後共通)
- メーカー不明(刻印なし), アルミ製
- リム外幅約25.5mm, リム高16.0mm, シングルウォール
- スポーク穴28, 左右穴振りあり, ハトメなし
- 英/米式バルブ穴
- スポーク&ニップル(前後共通)
- CN製ステンレススポーク
- 2.0mmプレーン
- 3.4mmブラスニップル
- 前輪後輪とも28本3クロス組み
- 前ハブ
- ASSESS製, アルミシェル, スポーク穴28
- カップアンドコーン式ベアリング, 3/16インチ球
- ソリッド軸, ナット止め, 軸径9.5mm(3/8インチ)
- オーバーロックナット寸法74mm
- 後ハブ
- メーカー不明(刻印なし), アルミシェル, スポーク穴28
- フリー取付ねじBSC
- カップアンドコーン式ベアリング, 1/4インチ球
- ソリッド軸, ナット止め, 軸径9.5mm(3/8インチ)
- オーバーロックナット寸法126mm
スポークの製造元はCN SPOKEという台湾の会社。日本の販売窓口であるダイアテックによれば、世界最大の自転車用スポークメーカーだとか。CNスポークの頭のマーク(刻印)には2種類あって、アフターマーケット向け高級ラインの「m」と、安価な組み込み向けの「CN」に大別されるそうです。ルートに使われているのは後者のCNスポークです。
ハブの状態については、「ハブの調整」の記事をご覧ください。メーカーは前ハブがASSESS製、後ハブは不明です。
そのハブに関して意外だったことがひとつ。後ハブの軸径が3/8インチ(9.5mm)なのですが、これは安価な自転車(中国製)ではおなじみのサイズなので分かります。
しかし、なぜか前ハブにも同じ3/8インチ軸が使われていました。公式スペック表を見ると前ハブ軸は5/16インチとあります。アナウンスなしの仕様変更は珍しいことではないのですが、前ハブも3/8インチ軸というのは意外でした。
ホイール全体の出来に関しては大きな問題はありません。目視した限りでは大きな振れやゆがみもなく、普通に使えます。
回転性能については、推して知るべしというところでしょう。初期状態ではかなりゴロゴロ感があります。しかし玉当たりをしっかり再調整し、その後しばらく走れば、当たりもついてだいぶマシになるのではないかと思います。
ちなみにこのホイールセット、DAHON公式サイトでは、Route/Metro用オプション(補修部品)として掲載されています。フロント5,460円、リア6,930円という価格設定(2013年)ですが……ちょっと高くないですか? モノのわりに。
クイック化やホイールの交換については、いずれあらためて取り上げてみようと思います。
以上、DAHON Route(2013)を徹底解剖! ホイールセット編でした。
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