DAHON Route カスタマイズ #10 ホローテック2クランクとBBを取り付ける


ぽんたです! コンポの組み付けもいよいよ本格化! 着実に完成に近づいているぞー! 今回はクランクセットとBBの取り付けだ!

おおっ?これは!? ほ、ほほ、ほろーてっく!? あ、あ、あるてぐら!?

リーズナブルなカスタムを掲げておきながら、いったいこれはどういうこと? そうか、あまりの興奮に精神と財布のひもが崩壊……したのではなく、安かったんですコレ。

自転車関連の海外通販でおなじみ、英国のCRCというショップで、なんと5,900円で叩き売られていたところをひとつ購入しておいたものであります。

果たしてダホンルートにシマノの2ピースクランクは付けられるのか? その検証も兼ねてさっそく作業開始です。

BBの取り付け


まずはボトムブラケットです。使うのはTOKEN TK878EXという製品。こちらも海外からのご来日。シマノのBBより少し高くて2,000円ほどしますが、値段の割に良く回るらしいとの噂を聞きつけ、それならばと買ってみました。重さ102gです。



さっそく右ワンから。いやぁここは苦戦したなぁ~と、遠い昔(2か月前)を懐かしみつつ、ねじ部に薄くグリスを伸ばします。

斜めに入らないよう慎重に手で回していくと、引っ掛かることもなくスルスルと入りました。

ところで、このようなBBを使う際には、BBハンガーのフェイスカットが不可欠であると聞いたことがあります。

実際、右ワン外しが原因で荒れ放題、塗装も厚塗りというルートのBBハンガー部を見れば、当然フェイシングを施すべきところかもしれません。

しかしこの作業はショップに頼むことになるので、まずはこのまま装着してみることにします。



右ワンを専用工具でしっかり締め付けます。このC型の工具は使いにくいですね。完全にかぶせるタイプのほうが良さそうです。



左のカップも同様にして締め込んだら完了。続いてクランクです。

クランクセットの取り付け


取り付けるのはULTEGRA FC-6600です。先日6800シリーズのアルテが発表されたので、2つ前のモデルということになりますね。



インナーリングを外してシングル用5ピンを付け、アウター53Tのみの状態にしました。重量701gです。



BBとの接触部や軸に薄くグリスを塗って挿し込みます。こちらもとくにキツイことはなく、簡単に入りました。



左のクランクアームも取り付けます。キャップを締めるための工具TL-FC16が必要です。これを使ってキャップを手で回していきます。ここを締めすぎると回転が渋くなるらしいので、ほどほどのところで止めておきます。それから2つのボルトを交互に回して、アームをしっかり固定します。



ところがです。左アームをいちばん奥まで押し込んで固定しても、なぜかガタが残っています。

検索してみたところ、どうやらトーケンのBBカップは、シマノのものよりわずかに薄くできており、そのままではBBカップ間の外-外の幅が狭くなってしまい、結果として左右方向にガタが出てしまうようです。付属のシムを挟んで調整すれば大丈夫とのこと。

このトーケンBBにはスペーサーが3枚付属しており、うち、0.5mm厚の2枚は、調整目的のものではなく、最初から取り付けることが前提の付属品だそうです。

そうと分かれば話は早い。さっそくそのようにしますが、その前にもうひとつ問題が。



左アームがセンタースタンドに接触しています。ルートのセンタースタンド固定穴は一箇所で、位置を調整できるような作りでもありません。接触を解消するにはスタンドを別のものに交換するか、あるいは左アームを数ミリ外側に出す必要があります。

本来ならスタンドのほうを替えるべきところでしょう。しかし今回は、ちょうどクランクのガタを取るためにスペーサーを入れるタイミングだったこともあり、とりあえず左アームを外に出すことで暫定的に接触を回避しようと思います。



トーケンBBに付属のシムは3枚合計で2mm厚。これをすべて左側に入れれば回避できそうですが、まだちょっと心配な近さです。ならばということで、シマノスモールパーツの中から、 2.5mm厚のスペーサーを購入して挟むことにしました。



さすがに2.5mmも余計に外に出ると、左アームの嵌合部が短くなってしまいます。それでもギリギリセーフだろうという希望的観測のもと、このまま作業を進めることにしました。



ふたたび締め直して完了。スタンドのとのクリアランスもとりあえずはOKです。



クランクとBBを取り付けた様子がこちら。



回転はとってもスムーズ。フェイスカットなしでもどうやら問題なさそうです。(フェイスカットを施せばさらに良く回るのかもしれませんが)



それよりも気がかりなのはチェーンラインです。チェーンがまっすぐになるのは9速スプロケで7速の位置。適正ラインよりギア2枚ほど外になってしまいました。

ロー側でチェーンが落ちずに済むか微妙なところですね。変速の動作に支障が出るようなら、チェーンリングをインナー側に取り付けることになるかも。

2ピースクランクの場合は、チェーンラインを反ドライブ側にずらすことができないので、その点ではルートとの相性は良くないと言えます。このあたりの始末は、変速調整のときにあらためて検討しようと思います。

次回はその変速系の取り付けです!

4 件のコメント :

  1. わだかまりのかたまり2013年5月24日 20:54

    いいですねー!6600!!
    個人的に色合いが6700より6600のシルバーの方が落ち着いていて、なんというか、ソソられる色味なんですよねー笑

    変速系の調整も楽しみにしています!

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    1. ですよね!ぽんたもお気に入りです。
      ツルッとしたタイプを前期カブトガニとするなら、
      FC-6600は前期型でもっともスマート
      かつ大人びたクランクなんじゃないかと思います。
      見た目なら同時期の7800よりも上かも?

      ルートくんも完成間近なので頑張ります!

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  2. BBにホローテック!!
    おっ きましたね かなりのグレードアップ
    Metroもホローテックの装着はできるようですが 私はそのままのスクエアーの亜種のまんまです。
    なのでクランクのみ交換でフロントダブルにリアは8速の11-30tディレーラーはALIVIOです。
    もう一台の愛車『Visc P18』は変速系は元のまんまでハンドル周りをいじって乗りやすくしました。

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    1. ルート購入前から手元にあったパーツなので使うことにしたのですが、
      チェーンライン等を考えると、正直ルートにはあまり向いていない印象ですね。
      見た目は最高なんですけどね(笑)

      適合からすれば、むしろ積極的に四角軸タイプを選ぶべきなのかもしれませんね。
      いろいろと捗る気がします。

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