YEAH号カスタムのつづきです。
垢抜けないまま終わった前編。ホイールを交換し終えた満足感もあり、とりあえずは十分ということで、あのままの状態がしばらく続いておりました。次に手を付けたのは1年ほど経ってからのことです。
なにやらスプロケットのあたりからコツコツと音が聞こえるようになり、調べてみたところ、フリー部分にガタが生じていることが判明。交換を検討するも、入手可能なトップ11TのボスフリーはDnP製のみ。でも、また同じDnP製を買うのもなんだかなぁという気分。
やはりこれはもうカセット化しかない!という結論に達し、再び駆動系にメスを入れることとなったのです。
しかしながら、今も昔も相変わらずの財政難に苦しむぽんた。なんとか安く上げる方法はないかと探していたところ、目に留まったのが、亡きサンツアーのXC COMPというハブでした。
専用の7速カセットスプロケットと合わせても新品で3000円ほど。性能もなかなか良いらしい。規格自体はシマノと互換性がないものの、シマノのシフターとRDでも変速可能ということで、これだとばかりに飛びついたのです。
使ってみて分かったのですが、この組み合わせ、確かに変速は可能でしたが、スコンスコンと気持ちよく決まるものではありませんでした。サンツアーのスプロケはギア間が不等間隔のため、等間隔が前提のシマノインデックスではわずかにズレが生じるのでしょうか? 7速8速あたりまでは調整に比較的融通が利くので、それを頼みに変速しているという印象です。とはいえ、ストレスを感じるほどでもないので使い続けることに。
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シマノ600で組んでいた後輪をバラしSuntour XC COMPに交換。スポークはそのまま使うことができました。スプロケはSuntour Power Floというもので、7速11-12-14-16-18-21-24Tの組み合わせ。 トップ側に近寄ってクロースレシオになったことで、平地では断然走りやすくなりました。
さらに「もっさい感」の象徴だったサドルとペダルの再交換にも着手。ペダルはクランクとお揃いのSAKAE製フラットペダルに。 サドルはネットで評判の良かったDIXNAアキレスに変更。これがまさにジャストフィット! 先々まで手放せない一品となりました。
前後のフェンダーを撤去したのも外見的には大きかったようで、なかなかスマートに生まれ変わったのではないかと思います。
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そんなYEAH号に乗って自転車店に立ち寄ったある日のこと。陳列棚に日東のショートブルホーンバーB263AAを発見。以前からちょっと気になっていたものだったので即購入です。380mm幅ということでハンドル周りがさらに窮屈になりましたが、ツノの部分を持っていても親指がブレーキレバーに届くため、ある種ギドネットレバー的な操作が可能でした。
そのブレーキレバーはBL-M420からDeore BL-M590に交換。Vブレーキとお揃いです。
同時にこのころ、パナレーサー パセラ(限定版)のスキンサイドが傷み始め、頻繁にパンクを繰り返すようになっていました。シュワルベのマラソンに戻しても良かったのですが、細いタイヤを試してみたかったこともあり、Continental CityContact Reflexを購入。幅のわりに重量のあるタイヤながら転がりは抜群! スーッと音もなく進む感じは素晴らしいものでした。
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こうしていよいよ円熟期に入ったYEAH号。以後は大きな変更はなく、維持整備が主になっていきます。タイヤはマラソンに戻したり、またシティコンタクトにしたりと、気分で交換していました。
思えば、このころの姿がいちばん様になっていた気がします。サンツアーやサカエを使い、他とちょっと違うところもお気に入りでした。YEAH号に乗って車載動画の撮影に挑戦したのもこの時期でした。
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そして時は過ぎ、今から一年ほど前のYEAH号の姿です。クランクはSUGINO XD2、BBはBB-UN54(107mm)、ペダルは三ヶ島シルバンツーリングに変わっています。
折りたたんだ姿をご覧いただいておりませんでしたが、こんな感じになります。「なんちゃってアヘッド」にした時点で、もうピッタリとは折りたためなくなっていました。部屋の隅に置いたりクルマに積み込む分には問題ないものの、折りたたみ自転車としてのアイデンティティを一部失ったような、ちょっと後ろめたい思いの残る改造でもありました。
生活環境が大きく変わったこともあり、最近はもっぱらクルマ(たまにロードバイク)ばかりで、YEAH号の出番はずいぶんと減ってしまいました。このあといくつかのパーツはルートに移植する予定です。しかしなんといっても愛着のあるこの自転車。ルートの購入を機にYEAH号にも新たな道を模索中です。
以上、YEAH号のご紹介でした。
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